Do What Thou Wilt: Kenneth Anger, Hammer

フランチェスカ・ガビアーニがハマー・ギャラリーで呪術やオカルトをモチーフにした展示を行ったとき、レクチャーのゲストとして、オカルト・アートの大先輩、ケネス・アンガーが出た。シャツに「アンガー」って書いてあるのが笑える。(実際に、タトゥーも入れてるそうだ)彼は、クロウリーの提唱したテレマ主義のフォロワーとしても有名で、そんなアンガーがアレイスター・クロウリーの話をする。アンガーはクロウリーの絵画についての映画を撮っている(The Man We Want to Hang)。まずは、クロウリーについておさらいから始まる。

印象的な言葉:
クロウリーとぼくは同じ波長にいると思うんだ、同じユーモア感覚を持ってるから。彼のかっこよさと同じ感じで、自分のことをかっこいいと思うしね。ほんとに、同じギャグで笑えるんだよ。」

クロウリーはシシリーの小さな村の小さな映画館で、マックス・セネットの喜劇映画をよく観ていたという!しかも、映画に触発されてテレマ僧院で書いた、サイレントのギャグ脚本があるんだって!!アンガーはそれを映画化したいそうだ。

あとは、後半にパトロンについて話しているのが面白い!(彼は数年前に、パトロンのポール・ゲティ2世を亡くしている。この人もけっこうロックな人生を歩んだ人だ。)あとはチベット関係の映画(もちろんオカルティックなもの)を中国のコミッションで撮るとか、彼の大好きな某有名ネズミキャラおもちゃ満載映画「mouse heaven」 を某ネズミ会社のRealDで3Dにしたいとか!

手書きの手紙なら、お返事を頂けるとも仰っておられます。

mouse heaven: