This Is It

間に合った!公開最終日にやっと見ることが出来た。

あらすじ;HEAL THE WORLD!地球の危機にマイケルが10年ぶりに立ち上がった。謙虚で優しいマイケル隊長を慕う隊員たち。世界最高の才能が集結し創り上げる史上最大級のデモ大会を前に、マイケル隊長はリハーサルに余念がない・・・。

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正直言って、はじめはマイケルを異形としか見れないのだが、そのうちにとてつもなく魅力に溢れた美しい存在(人外の)に思えてくる。あの奇抜な服装も、オリジナリティと美意識に裏打ちされた先端に思えて来るわけで、むしろ「この格好良さが分からなかった自分こそが、すげえダサかったのか・・・」orzと深く頭を垂れつつ、コスプレへの意欲が増進。やっぱ隊長は、ブラック・ソウル・ファンク・ブラザーなんですよ!天才が故に音楽のジャンルを易々と越えちゃってて、これまでタブロイドに書き立てられていた数々のディスは、要は出る杭を打ったり純粋な差別だったり、ねたみそねみしっとその他の捏造が多く含まれていたんだなってことを自然に感じますな。しっかし、惑星規模の愛と憎悪を一身に受け止めるってどうよ。相当な精神力ですよ。もちろん、相当なケレンミを持ったカブキ者、かつ天才アーティストにありがちな情緒不安・繊細さを持ち合わせていただろうから、常人には容易く理解できない行動をされたこともあったろう。でもそれ、って。自由で制限なくてもう突き抜けてしまっていて、なんか可能性を提示したかったのかこの人は?って感じた。人種を変えられるわけないじゃん→いや、できるできる!ポゥ! 老化から逃れられるわけないじゃん→いや、できるできるアォ!みたいな。まあ結果がどうあれ、制限に挑戦し続けるとう姿勢を大衆に提示してきたのかしら、と。みんな僕みたいに自由に生きるといいよ、ポゥ。ありがとうマイケル、私もそうする。とりあえず謙虚さとlove, god bless you, heal the worldな気持ちを持ち続ければ、もう色んなことから自由になっていいんだよbaby.

あと、This Is Itの歌詞で、「僕は君の光」という部分があるんだ。君は僕の光、ではなくて、僕という主体が君の光なんだ。素晴らしいと思わない?この、自らの存在に完全に責任を負うという姿勢。他者に委ねない。主体としての能動的な愛と確信がないと、こんなこと言えないよ。一緒に観に行った友達も、この部分にぐっと来てて、がっちりと握手を交わしたのでした。ラヴ!

終わった後自然に拍手が起きた、映画館で。もちろん私と友人も拍手。新宿ピカデリーで観たけど良かったぜ!スクリーンが巨大。

その後、三村さんのマリンバコンサートへ!こちらも素晴らしかった、そしてマイケルと共通して彼女の研ぎすまされたプロフェッショナリズム、表現者としての矜持、そして先にある「World Peace, save the planet」という無言のメッセージを受け取り、感動してコンサートが終わってからも、しばらく上手く話せなかったのでした。

Heal the world!