考慮のワナ
今、すごい面白い本読んでるの。
奇蹟を求めて―グルジェフの神秘宇宙論 (mind books)
- 作者: P.D.ウスペンスキー,浅井雅志
- 出版社/メーカー: 平河出版社
- 発売日: 1981/02
- メディア: 単行本
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ページをめくるごとに目から鱗がボロボロ落ちるのですが、こ、これは・・・と思った言葉。数日頭に残ってる。
『「考慮」こそが奴隷根性と依存のはじまり』
ほんとにそうだよね。
他の人々のことを「思いやってる」つもりでも。
実は、それって「自分でなにも決めてない」だけだったりする。
自分がどうしたいのかを伝える、って結構しんどいよ。
殆どの人は、自分がどう思ってるのかを伝えなくても分かって欲しいから、
自分も相手を「考慮」しようとする。
でもその考慮って、ほんとに相手の望むこと?
実際は、勝手に思ってるだけのことじゃない?
「どうせ無理だ」って思う時、
それは自分には能力がないってことじゃない。
大抵は、「考慮」してる。
他人の評価なんてもろ考慮だしね。
確かに、思いやりには想像力が必要だ。
でも。
それには情報を収集することが必須。
勝手に自分で想像して、
相手もそうだと決めつけるなんて、
そんなに何でもコントロールできるわけがない。
それは支配だよ。
自分自身に自由がない、って苦しんでるのに、
どうして相手の自由は尊重しないの?
自分がどうしたいのか、相手に伝える。(押し付けるんじゃなく)
相手がどうしたいのか、聞く。(考慮する前に、まずはただ聞く)
その二つをテーブルに乗っけてみたら、
そんなに難しいことなんてなくなるよ。
結局、望んでることはただのワガママだったと分かるときもある・・・
こんなに相手のことを思ってるのに、報われない!なんて思うの、
時間とエネルギーの無駄だし、疲れるよ。
感情が乱されそうになっても、
それに振り回されないほうがいいよね。
考慮をやめると、
感情に振り回されることがなくなってくるよ。