2009-01-01から1年間の記事一覧

昏々

コーマに入ったかのように昨日は寝た。身体の調子が悪かったので予定もキャンセルしてとにかく寝た。なんだか色々と気づいた。じぶんのこと。内容はひみつ。言葉にすると陳腐でぜんぜん大切じゃないことってある。そういうことは小説に混ぜて書く。日記を書…

むいてない

私は本当に共同生活に向いてない。当然気づくべきことに気づかないからだ。人によってそれは違うかもしれないけど、人と一緒に暮らすべきじゃない。元夫とそっくりな点はそこだった。ルーティンができない、それが喜びになるまで待たないとできないというか…

眠らせない街

眠れない。眠らない街、という言い方があるけど(ニューヨークとかね)、グラナダは眠らせない街。人一倍(当社比)音にセンシティブだから、向かいの家の騒音ですぐに飛び起きてしまう。夜眠れないと嫌なので昼寝もしていなかったら、やつれてる、と言われ…

The Lady translated by me

僕の友達に「お化け屋敷」の住人がいる。田舎にある素敵な白い庭付きの古い農家で、そこから友達は数週間ごとに夜中に電話を掛けてくる。「誰かが地下室で叫んでる。銃を持って降りるから、五分後に掛け直さなかったら警察を呼んでくれ!」 すごくドラマチッ…

woaaaa

すごく素敵なバルを見つけた、というか連れて行ってもらったんだけど。プルースト(マルセルね!!)がいるバル。トム・ウェイツとか流れてる。マンレイの写真とか。ちょっと強面タトゥー眼鏡のおじさんとか働いてる。はじめの一杯は必ずティント・デ・ベラ…

My Loneliness is Killing Me

昨晩、夜中の二時に飛び起きたのは、大声で集団がブリトニー・スピアーズのHit Me Baby One More Timeを歌うのが聞こえたから。しかもギター演奏つき。合唱で、しかも上手。びっくりして外を見たら、黒装束の集団が歌いながら歩いていた。2番以降は歌詞が定…

キス

夢に出てきたのは目の見えない男の子。私も彼もまだ子供。家族で来てる旅行の部屋が隣同士で一緒に遊んでいる。おでこをくっつけあって遊んでいたら、キスしたことある?って言われた。僕はあるよ、だけど君が初めてならどうしようかと思って、と言われて、…

ナルドの花

お花を頂いた。 ナルドの花という。ナルドの香油を、マグダラのマリアはキリストの足にこの花の香油を塗った。とても強い香り、気が遠くなるほど良い香り。すこしジャスミンに似てるけど、あんなに生々しくない。ヒヤシンスにも似てるけどもっと甘い。この花…

眠りたい

とにかく寝不足だった。スペイン人は声が大きいし、夜中までうるさくしていても怒鳴ったりしない。寛容な国なのは素晴らしいのだが、私は寝付きが悪い上に音にセンシティブで眠りが非常に浅い。そうして連日寝不足が続いていたらとうとう頭痛がしてきてしま…

子供とあそんだ

昨日は、5歳の少年の誕生日パーティに参加した。たっくさんのごちそうと、四人の姉妹と弟。前の日に赤ちゃんだっこしたいなーと言っていたんだがその願いはかなえられた。7ヶ月のプクプクしたアカゴを存分に抱くことができた。本当に素敵でバランスの良い…

オーレ!

闘牛士は異様に美しい。蒼白い肌。爪先立ちの細い身体。金色に光る衣装。雄牛を見つめる黒い瞳。雄牛も美しい。流れる黒い毛並み。つぶらな瞳は痛みで歪んだりはしない。彼らの交差しない視線には憎しみや怒りは見つからない。彼らは確かに戦っているのだが…

なつやすみのかんそうぶん

持っているけどずっと読んでいなかった本を持ってきた。ミシェル・ウェルベックの「素粒子」。昨日、一晩夜更かしして読了。いやー胸クソ悪い本だ。ものすごく良く書いてあるのは認める。でもこの本が大好きな人とは友達になれない。愛と死と孤独と病と性へ…

恋はしてるけど人にじゃない

ヘリオトロープ。ずっと憧れてた花。ついに香りを知った、そして日本のほうが育てやすいって!!太陽に照応する花。帰国したら苗を買って育てて、花を乾燥させてオイルを作る予定。アブサン。ツヨンという成分のないアブサン(ペルノとかね)は巷に溢れてい…

昨日から創作モードに入っていて、外にもでないで書いてる。脳味噌の具合が日常とは違うようになっているせいか、ビビッドな夢を見まくっていて現実との境目が曖昧。幸せな夢を見た、友達の家に遊びにいって(その友達というのはオドレイ・トゥトゥだけど日…

不思議の街

やっぱりこの街は不思議な所で、同居人によると彼女もここへ来ると数日は胸が苦しくて切なくなってしまうという。私はよくわからない感情をホームシック?と理解しようと思ったのだけれど、もしかしてこのグラナダという街そのものが持つ何か不思議な作用な…

アルハンブラの夜

昨晩は、アルハンブラ宮殿のナイトビジット。宮殿は外から見るとかなりぶっきらぼうな印象だけど(もちろんそびえ立つ姿は壮麗なのですが、例えばヴェルサイユなんかと比べると無骨)、中は本当に官能的。イスラム建築にスペインのFさんとYさんがミックスを…

悪現

きのうの夜、眠ろうと目を閉じるたびにリアルな蝸牛像が出てきて、恐ろしくてずっと目を閉じることができなかった。

生まれてはじめて

これってホームシック?脳味噌が痺れたようで、何も生み出すことができない。 碌なことを考えない。人のせいにするばかり。 酷く臆病なくせに何も怖くないような。これは多分、プロセス。 環境に順応するための。だけど、なんだか心配するのは嫌だ。 心配す…

7/27

ティント・デ・ベラーノという飲み物を気に入った。ワインのソーダ(甘いソーダ)割りにレモンの輪切り。店によって美味しさが違う。近所のブラジル屋が一番おいしいって。今日もものすごくあちーです。いま17時だけどまだ外にでられない。そういえば昨日…

7/26

こちらの掃除のしかた。床が石なのをまず箒で掃いて、それから塩素を入れたお湯でもってモップ拭く。外の道路も、でっかい清掃車が毎日道を拭きにくる。窓を開けたままでいるし乾燥しているので埃がすごい。折しも地下鉄工事中だとかで町中穴だらけ、工事現…

7/24

バンサン、と云われたのでフランス人でヴィンセントなのかしら、と思っていたら伴さんだった。 東北出身のバンサンがグラナダで営むジャズカフェバーはかなり最高。 お酒もタパスもぜんぶ美味しかった。 コーラ、ダイキリ、ワインを2杯。 パリでもそうだっ…

7/23の夜

アルハンブラ宮殿のふもとに立つお家にお呼ばれ。まずは屋上でビール、日本で飲むビールは嫌いだがこちらでは最高に美味しいと思う。赤ピーマンのオイル漬けとサンミゲール。次に庭のテラスに移動して、トマトを使った前菜サルモレホと羊のクスクス。トマト…

7/23

パリからセビーリャ。なんだかメキシコのようだ。家の感じ、色、自然も。世界の反対側に同じような風景があって、同じような人々が住んでいるという不思議、そして彼らは血統的に繋がっている。バスターミナルのカフェテリアが秀逸。親父さんは寡黙で実直な…

7/22

パリ。 友達の友達に、山猫を思わせる、と云われた。very flattering.

7/19の日記

千葉の空とアムステルダムの空は全然違うんだ、空の写真ばかり撮っている。 台北とバンコクを経由して約20時間、機内食は四回食べた。 持っていった二冊の本のうち、一冊は台北にいくまでに読んでしまい、 もう一冊のほうは、あまりにも面白く、重要だと思っ…